医療保障論―現状・課題・展望

医療保障論―現状・課題・展望

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  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784332600725
  • NDC分類 498.13
  • Cコード C3036

内容説明

医療保障制度が養成する医療のあり方の変化とともに、今日の医療保障制度は、人口の高齢化や人々のライフスタイルの変化、さらには経済環境の変化などに起因する課題に直面するようになった。これを一言で言えば医療保障の財源問題ということができるが、この課題に応えるためには、単に必要な財源を確保するというだけにとどまらず、常に効率的な資源利用が可能となるような医療保障のシステムを確立することが必要になってきたということである。これまでの医療保障制度の目標は公平で平等な医療の確保であったが、これに加えて効率的な保健医療サービスシステムの確立が求められるようになった。本書では、このような共通する問題意識のもとで、医療保障やこれに密接に関係する介護保障の今日的課題にどう取り組むかを各執筆者がそれぞれのテーマで追究している。

目次

第1章 21世紀の医療保障の条件
第2章 高齢化と医療需要
第3章 医療費の負担と給付―制度別・年齢階級別格差の観点から
第4章 医療費の地域格差と医療費問題
第5章 介護福祉ビジネスの台頭と経営上の課題
第6章 わが国における医療と福祉の連携の可能性について
第7章 医療保障における子育て支援の現状と課題
第8章 高齢者福祉政策の予防行動促進効果
第9章 イギリス・ブレアー政権下におけるナショナル・ヘルス・サービスの現状と課題
第10章 カナダにおける薬剤給付制度と薬剤費抑制策―ブリティッシュコロンビア州を中心に

著者等紹介

一円光弥[イチエンミツヤ]
関西大学経済学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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