感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜半
27
相手の気持ちに気付いたのは、いつも見ていたからだったというソーゲンと、気持ちを見透かされているようで戸惑う早乙女の、二人の雰囲気が良かったです。ぎこちないようでも確かな気持ちはちゃんとあるっていう。ベッドの上でイチャイチャする甘い二人に萌えっぱなしでした。 2014/01/10
まりもんママン゚+.*ʚ♡ɞ*.+゚
24
ツボった〜!リーマンはいいなぁ〜。ハイムさんの描く人物は何故か好きです。「くたびれたり腹こわしてしんどくなったら俺を呼べよ。たぶん聴こえるから。クアラルンプールの空に向かって鐘つくよ」お互いを想い逢ってないと言えないことばだよね〜。寺の跡取り住職のソーゲンとリーマンの早乙女の未来は明るい。2011/02/09
yumi-asg
12
手に取るように現実感があり、二人の間のシンパシーに浸る。商社・社員証・かえる・猫の「お岩」・ホテル・野球・お寺・パスポート・紫陽花・春の雨。二人を見守る、散りばめられた宝石の様なエレメンツ。静かに育まれ揺らぐことなく熱い、何気ないそれこそが極上なストーリーだった。2009/08/26
ねこつり
11
雑誌で第1話を読んでから、ずっと単行本化を心待ちにしていました。地に足ついたリーマン同士の揺らぎながらも距離感をつめていく過程が素晴らしくキラめいています。この不安定感を伴ったトキメキこそ日の出さんの真骨頂だと思いマス。読むことが出来てとても幸せ。2009/09/02
たまこ
10
初めての日の出ハイムさん。ゆったりとした全体の雰囲気や、大越のカッコよさ、早乙女から大越への以心伝心など、いいなと思うところがいろいろありました。中学時代からお互い静かに想ってたというのはわかりますが、社会人になった2人が恋仲に進展する流れをもう少し埋めて欲しかった気がします。2014/11/25