内容説明
これからの社会は、ひ弱でモロい精神力の持ち主など求めていない。ということは、親や教師は、社会が求めるレベルの強い精神力を、子供たちに身につけさせるべきではないのか。たくましい精神力こそが、生き残りの重要なキーワードだ。もし、その方法の一つが、殴ることなどの暴力であっても、子供たちが、社会から弾き出されるよりはマシではないか―。その親の姿勢こそが結果として子供のためになるのだ。たくましい子供に育てるための「優しさ」を問う!世の親、教育者のための1冊。
目次
第1章 ゲンコツが「頑張るくせ」を生み出す(バスケットボール賛歌;「亀」から「殺人者」になりかけた ほか)
第2章 「誉めて伸びる」なら苦労はいらない(生涯でたった1度!父兄へのゲンコツ;「傷害で警察に訴えちゃるけんのォー」 ほか)
第3章 「その先の一歩」を生きるために(もう一つ別の「青春の門」;「僕は勉強します」の強い意志 ほか)
第4章 勝つために、やっていいこと悪いこと(逸材!田臥勇太とわが校;高校スポーツの節度とは ほか)
著者等紹介
田中國明[タナカクニアキ]
昭和18年、福岡県田川市生まれ。飯塚商業高校から国士舘大学に進み、バスケットボール部で主将を務める。卒業後は、福岡大附属大濠高校の保健体育教師となり、またバスケットボール部監督として、無名校を全国屈指の強豪校に育てる。過去、全国大会優勝3回、準優勝12回。その指導力は、バスケットボール界ばかりか、高校体育教育関係者にまで影響を与える。2008年3月に退職。その後も指導を続け、総監督を経て、現在もアシスタントコーチとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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