広済堂文庫
元・阪神―そして、ミスタータイガースは去った

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  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784331653975
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0175

内容説明

「辞めてもいいけど、オーナーと話させてくれ」「僕は残りたい一心だった」江夏豊、SHINJO、仲田幸司、中込伸、藤田平、萩原誠、松永浩美…。かつてタテジマに身を包んでいた男たちは、その複雑な思いを語り始めた。なぜ、彼らは阪神を出なければならなかったのか?監督に嫌われた主力選手、チーム事情で出されたエース、1年でクビになった監督、メジャーへ旅立ったヒーロー、重圧につぶされたドラフト1位選手…。「元・阪神」の肩書きを背負い続ける男たちの心の深層に、鋭く迫る1冊。

目次

特別対談 江夏豊×辻恭彦―一匹虎の女房
第1章 途中解雇(藤田平―最下位監督)
第2章 海外挑戦(SHINJO―ナチュラル・ボーン・反・読売;中込伸×郭李建夫―We will do it again.)
第3章 トレード(小山正明―憂「球」の70歳;塩谷和彦―野球極道~神戸番外地 ほか)
第4章 FA宣言(仲田幸司―孤独な場所で;松永浩美―宿無しの天才)
第5章 金銭トレード(萩原誠―打率一割の「31」)

著者等紹介

矢崎良一[ヤザキリョウイチ]
1966年生まれ、山梨県出身。出版社勤務を経て、フリーライターとして執筆活動を始める。スポーツ関連雑誌を中心に寄稿。プロ野球のみならず、高校野球、大学野球、社会人野球など、幅広い枠組みで野球を取材。巨人・高橋由伸、西武・松坂大輔など現在プロで活躍している選手にアマチュア時代から注目。細かなリサーチと“現場主義”に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぺんぎん

4
阪神タイガースという球団は特殊である。どんなに弱くてもファンは見捨てない、むしろその弱さを愛おしんでいる感じさえある。在阪マスコミも、どんなにチームが弱くても面白おかしく報道する。時には、否、頻繁に事実をねじ曲げて。そんな特殊な環境ゆえに、まともな神経でいては選手が務まらない、どこかぶっ飛んだ人間でないと活躍できない。従って暗黒時代の阪神タイガースは、実は常識人の集まりだったのかも知れない。2020/04/10

ゐぁくゎ

1
お家騒動の舞台裏、当事者のみ知る事情がある。ただし当事者が自分の不利なことは言わない。2006/07/18

YOS1968

1
タイガースは本当にしょうがない。まことにしょうがない。たぐいまれなる才能の持ち主をポイ捨てしたと思えば、無駄にお金をかけて補強する。強くなるための効率は悪すぎる。それにもかかわらず、ファンは多く、甲子園は満員。阪神とは無性に愛着をわかせる不思議な装置である。2011/01/18

金吾

0
元藩主の選手にインタビューした作品です。同作家の元巨人と比べると球団及ぶ選手の意識の差が大分あるように感じました。藤田監督の部分は良かったです。2020/01/18

伊達酔狂

0
☆☆☆☆2007/01/20

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