内容説明
アマチュアで脚光を浴び、大志を抱いてプロ野球に飛び込んでくる選手たち。しかし、その先にあるのは、平均在籍年数5年以下と言われる過酷な世界―。スターにはスターの、雑草には雑草の挫折と苦悩ともがきがある。運命に翻弄されながらも、生き残りを懸け、道を切り拓こうとする者たちのつぶやきを、もの言わぬ姿を人気スポーツ・ジャーナリストが描くノンフィクション。
目次
序章 プロ野球「未来の選択」
第1章 「野球は天職ではない」と言った二人の天才
第2章 松井秀喜の選択
第3章 あがく男たちの選択
第4章 監督たちの選択
第5章 二番手からの野球人生
第6章 「遅い球で勝負」する男
第7章 「去る」側の言い分、「去られる」側の言い分
終章 「巨人」という人生の選択
著者等紹介
二宮清純[ニノミヤセイジュン]
1960年愛媛県生まれ。日本大学商学部卒。スポーツ紙・流通紙の記者を経て、スポーツ・ジャーナリストとして独立。独自の視点と取材力に基づいた執筆やコメントで多くの支持を集め、新聞、雑誌、テレビ、講演等で幅広く活躍
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーくん
6
再読→→→アマチュアで脚光を浴び、大志を抱いてプロ野球に飛び込んでくる選手たち。しかし、その先にあるのは、平均在籍年数5年以下と言われる過酷な世界―。スターにはスターの、雑草には雑草の挫折と苦悩ともがきがある。運命に翻弄されながらも、生き残りを懸け、道を切り拓こうとする者たちのつぶやきを、もの言わぬ姿を人気スポーツ・ジャーナリストが描くノンフィクション。 2018/03/22
YOS1968
6
10年前のプロ野球事情を思い返したくて再読。松井がヤンキースに行こうとしていたころ、プロ野球はドラフトの自由枠撤廃と新球団参入で揺れていた。伊原春樹と星野伸之の話が面白かった。野茂の精神を思い返しつつ、ダルの成功を祈る。日本野球は進化しているのか。2012/02/02