広済堂文庫<br> 証言・731部隊の真相―生体実験の全貌と戦後謀略の軌跡

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広済堂文庫
証言・731部隊の真相―生体実験の全貌と戦後謀略の軌跡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784331653159
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0195

内容説明

旧日本軍・731部隊の医師たちが大戦中、中国の防菌医療区で行なっていた、残虐な数多くの生体実験と恐るべき細菌兵器の開発そして戦後、その極秘実験データはエイズウィルスとして蘇った!著者が丹念に集めた多数の資料と元隊員たちの克明な証言にもとづいて狂気の全容を解明する、衝撃のドキュメント。

目次

第1部 歴史的概観(日本軍の細菌戦の背景;新型戦争;病理学;終戦とその直後;七三一部隊の戦後)
第2部 証言

著者等紹介

ゴールド,ハル[ゴールド,ハル][Gold,Hal]
ニューヨーク出身。コロンビア大学で文筆学専攻。メキシコ大学にも学ぶ。在学中からフリーライター、探偵などを経験、視野を広める。64年に東京オリンピックの撮影関係の仕事で来日して以来、京都に住む。フリーのコピーライターとして活躍する一方、新聞などにもコラムを寄稿している

浜田徹[ハマダトオル]
1934年、垂水市生まれ。中央大学法学部卒業。英字紙編集記者などを経て、76年以降、フリー時事英語翻訳家として活躍。80年には、日米民間環境会議提出論文の英訳作業に参加している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

98
一般に731部隊は第二次世界大戦の日本軍の中の研究機関の一つとされている。本書では第1部は歴史的概観、第2部では証言と区切られて書かれています。部隊の目的は防疫と給水の研究の為であったらしいですが、それは建前であり真の目的は生物兵器の開発と人体実験だと私は思いました。部隊の解散にあたって厳しい箝口令が敷かれ、隊員は前職を秘匿し、公務公職につくな、隊員相互往来を禁じ、徹底的な隠蔽を図り、また研究成果をアメリカに引き渡す事を条件に罪が不問に付されたという。この本を読んで改めて戦争というものの醜さを感じました。2021/08/14

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