内容説明
浅草の骨董屋の美しく気立てのいい一人娘雪乃は、雪女の末裔。雪乃の守り神で根付の地蔵やもののけ仲間たちに囲まれて、ごく普通の人として暮らしていた。ある日、評判の雪乃を描きたいという若い絵師が現れるが、その絵師は魔物に憑りつかれており、なんと雪乃の目の前でバラバラに破裂してしまう。彼の遺体には謎の黄金の玉が残っており、背後に魔物の存在を察知した雪乃は、幕府目付役の神矢鬼一郎の力を借りて魔物に立ち向かうが…。謎が謎を呼ぶ、美しく冷徹な雪女が紐解く怪事件。
著者等紹介
嵯峨野晶[サガノアキラ]
東京生まれ。コンピュータ会社の企画広報室、社長秘書を経て2001年作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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