内容説明
濃州の霧賀藩上屋敷の金蔵から、千両箱が盗まれる。皆が「およッ!」と叫びながら失神している間に盗まれたとあっては仕方ないのだが、およもんの仕業と疑われる。だが、その時刻、およもんは居候している長屋で、福井淳之介とその娘の咲月の横で、ぐっすり寝ていたのだった。一度は町方に捕らわれたおよもんだったが、今度は盗賊に連れ去られ、金蔵破りの手伝いをさせられそうになる。かわいい正義の子ども妖怪だと思われていたおよもんは、実は恐ろしい存在なのだろうか。妖怪の王ともいわれるおよもんの真の姿が明らかになる!
著者等紹介
朝松健[アサマツケン]
1956年生まれ。出版社勤務を経て、1986年に『魔境の幻影』で作家デビュー。以来、ホラー、時代、伝奇など幅広いジャンルで執筆。最近は時代妖怪コメディの牽引役として注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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飛鳥
26
普段は可愛い3歳位の男の子の風貌をした妖怪およもんの眷属の妖怪えずいもんが現れた第3弾でした。怪盗一味によって金蔵から大量の小判が盗まれ、目撃者や警備の者たちは恐ろしい姿に変化したえずいもんによって「およっ」と叫び失神。その特徴からおよもんが疑われ、町奉行所に攫われ、後に怪盗に攫われるおよもん。およもんを助けようと頑張る咲月たち子供達の活躍と大酒呑みの中山の活躍も凄い今回でした。およもんとえずいもんの戦いも楽しかったです、可愛くて。2017/11/06
Suzu
0
6年前に読んでたのを忘れまた借りてしまった。でも6年前は2巻までしか読んでなかったようなので3巻を読んでみた。申し訳ないが全く面白さが分からず、ぴんとこないままだった。2022/03/01
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