内容説明
旗本青柳信二郎は植木屋の松三、大工の伊助と一緒に亡き妻の墓参の帰り、少年が遊び人ふうの男たちに袋叩きにされているのに遭遇、これ止めさせた。この少年、まだ躰も細く小さいのに水茶屋の代金を踏み倒したり、文無しで賭場に潜り込んだりするとんだ悪童だった。しかし、信二郎は少年に強く惹かれるものを覚えて…。指折りの剣の遣い手で誰をも惹きつける魅力をもつ旗本青柳信二郎と少年、こと堀部安兵衛のご落胤亮太郎の絆を描く書下ろし長篇時代小説!
著者等紹介
高橋和島[タカハシワトウ]
中央大学法学部卒業。工業機械専門誌の編集者などを経て、89年「十三姫子が菅を刈る」で、オール讀物新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 中野重治詩集 新潮文庫