内容説明
自称お助け屋の椎堂圭祐は、エリート養成が目的の全寮制高校を脱寮した少年の自殺未遂を防ぎ立ち直らせた。しかし、少年は高校に戻った日に殺された。椎堂はこの事件を追ううちに西新宿を再開発し、莫大な利権を得ようとする巨悪を知り、怒りが爆発する。人気沸騰の著者によるハード・アクションの傑作!
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。種々の職業に従事する傍ら、一般書を執筆。文芸誌編集を機に、小説へ転向。ハードアクションを中心に、官能、サスペンス等の作品も発表し、劇画原作、ゲームノベライズ、アニメ脚本等、多岐に亘る創作分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
167
ここ最近、自分の中でまたも勢いづいてきた感のある矢月さん作品です。元は2001年作品で、加筆修正しておりますが、いい意味でハチャメチャ&ムチャヴァイオレンスな内容で、スカッとします。感動する、ココロうたれる、考えさせられるなどといったアリガタイものは多くはありませんが、疲れない読書というのもなかなか貴重なのではないでしょうか。とにかくありえない展開、ありえない出来事が怒涛のように押し寄せてきますが、やはり矢月ワールドの素晴らしさなのか、結局ノンストップで読みきってしまいます。コレもひとつの‘美学’ですね。2014/05/03
あや
15
一気読みしてしまうスピード感。悪者が見るからに悪そうなのが読んでてもわかるので、読みやすいしわかりやすいストーリーなのがいいです!烏の森の住民達がそれぞれいい味を出してます!2014/05/11
マサキ@灯れ松明の火
13
あいかわらず…悪党だらけですね。滝本のバカ息子…救いようのないバカですね。親父もバカだし………穴を掘って、親子共々…埋めてしまいたいと思ったのは、私だけでしょうか?2017/06/11
流花
12
烏の森と呼ばれる西新宿の街の下宿屋さんに集まる訳ありの人達。その中でもひときわ強い椎堂を軸に政界の汚い議員たちの悪巧みを叩き潰すお話。暴力シーンは相変わらず派手だけど、下宿のお母さんや下宿人達の他人なのにお互いを気遣うやりとりが心を暖かくしてくれました。2014/05/01
にゃんか
10
これも矢月ワールドですね。派手な格闘シーン。ストーリーは単純明快ですごく読みやすいです。第2弾が楽しみな設定でした。2014/05/18
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