内容説明
関東郡代の役人を召し放ちになった草侍こと長坂小平太は、町のゴロツキに絡まれていた武家娘を助けたが、それがなんと公方様のお側用人、武蔵岩槻藩主・大岡忠光の次女・菖姫だった。姫はもちろん、忠光もすっかり小平太の人柄を気に入り、隠し目付の役まで拝命した。だが、最初の仕事は美濃の小藩で持ち上がっている農民たちの不穏な動きを鎮める―それも一滴の血も流さずに―という難題だった…。田舎出の若侍の胸のすく活躍と爽やかな恋を描いた人気シリーズ第五弾、完結編!
著者等紹介
高橋和島[タカハシワトウ]
中央大学法学部卒業。工業機械の編集者などを経て、89年「十三姫子が菅を刈る」で、オール讀物新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- RICHTER II