内容説明
永禄11年足利義昭は織田信長の助力によって15代将軍の地位に就いたが、次第にふたりの対立は深まり、義昭は諸国の大名に信長追討をはたらきかけるに至った。これにより、足利・織田双方の忍者による熾烈な闘いは、極まっていった。伊賀、甲賀をはじめとする各地の忍者は多種多彩な忍法で敵を倒し、女忍は妖艶な肢体と技で男どもを狂わせた。覇権争いの裏舞台で壮絶な死闘を繰り広げた忍者たちの一瞬の「生」を描いた連作短編集。
著者等紹介
峰隆一郎[ミネリュウイチロウ]
1931年、長崎県佐世保市生まれ。日本大学芸術学部中退。雑誌ライターを経て、79年「流れ灌頂」で問題小説新人賞を受賞。以後、時代小説、推理小説を多数著し、人気作家となる。2000年5月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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