内容説明
金江藩の六代目藩主・山田長門守は、色事が大好きな殿様で、その目に余る破廉恥な行状に業を煮やした幕府老中・水野忠邦と目付の鳥居耀蔵は、長門守を失脚させるために、性技にたけた美人刺客を送り込む。これを迎え討つのは金江藩随一の刺客、牛鬼剛之進だった。ところがこの剛之進、女の色仕掛けにはメロメロになるという大きな弱点を抱えていて…。幕府の陰謀に敢然と立ち向かい、しかし絶世の美女の色責めに泣く牛鬼剛之進を描く、今までにない艶笑時代官能小説。
著者等紹介
文月芯[フズキシン]
1949年東京生まれ。舞台、演劇、イベント制作などに携わったのち、スポーツ新聞や小説誌の官能短編コンテストで才能を認められる。2007年、『六弁花』(徳間文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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