内容説明
京橋の正絹問屋の依頼で仙次郎は刀の鍔の盗み返しのために佐山甚内という浪人宅にしのび込むが、甚内に見つかってしまう。甚内はかつて用心棒をした博打場の胴元、丑造に身の証として渡した鍔と交換してくれるなら手許の鍔を譲ると言う。重い労咳を患っている甚内に同情した仙次郎はこれを快諾し、浅草古翁堂の主、伊平も同意する。一方、仙次郎は、忘れようにも忘れることのできない京の竹屋の娘、おはつと八年ぶりの再会を果たすが…。泣ける大好評シリーズ第二弾。
著者等紹介
片岡麻紗子[カタオカマサコ]
1972年、兵庫県神戸市生まれ。関西大学文学部卒業。2001年、『浮世奇絵草紙』で講談社第9回ホワイトハート大賞を受賞(水野武流名義)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あかつき号
7
次巻で終わる、とわかっていてもやるせないラスト。2017/07/22
ikyo_01
2
仙次郎達と北浦様の結びつきが強くなって良い協力関係になってきたけれども、今回は二人共に新たな展開、そして次へと この先 ハラハラドキドキになってきました。今回は特に人助けの盗み返しが主だったので 一風穏やかな落ち着いた調子で話は進んでいくのですが、実はヒヤヒヤさせる様な出来事が盛り沢山なんです。2010/12/01
なおり
0
利害関係者が増え、物語が複雑に。正直たいした内容ではないと1冊目は思っていましたが、続きが非常に気になる。2013/09/12
なかがわみやこ
0
他のシリーズに比べて色が薄い印象。少女漫画めいた作風が持ち味だと思うんですが、これは少年漫画風にしてるからかなあ?2010/08/24