内容説明
師走になっても辻斬りが横行した。草太たちの住む町内からも犠牲者が出、その下手人を追っていた岡っ引きの権佐まで殺された。研ぎ師に血曇りのある刀を預かっていないか調べている同心、園山に付いて隣町の刀剣屋上総屋に向かった草太たちは赤岩が店に来るのを目撃する。赤岩は六年前、市之助に因縁をつけ草太に敗走させられたことを未だ根にもっている、旗本次男坊の無頼の徒だ。あの赤岩が下手人なのか?追う草太が命の危機に見舞われる『人斬り』ほか三話収録の好評シリーズ第二弾。
著者等紹介
片岡麻紗子[カタオカマサコ]
1972年、兵庫県神戸市生まれ。関西大学文学部卒業。2001年、『浮世奇絵草紙』で講談社第9回ホワイトハート大賞を水野武流の名で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。