内容説明
自分を裏切ったやくざ者を叩き殺した半次は上州三国村を抜け出し、千住大橋へたどりついた。近くのお堂で仮眠していると、北川甫秋と名乗る男に、「追われている。助けてほしい」と懇願される。ほどなく、黒装束の四人組が半次たちを襲ってきた。撃退したが、北川甫秋と黒装束の男たちはいったい何者なのか?わからないまま、江戸へ潜入した半次は次々と謎の事件に巻き込まれ、仲間や愛する女まで殺されていく。怒りに燃えて事件の真相を追う半次にようやく黒幕が見えてきたが…。上州の山奥で育った野生児、半次の痛快無比な活躍を描いた異色作。
著者等紹介
松本茂樹[マツモトシゲキ]
1944年生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。青島幸男、立川談志の付人を経て、放送作家奥山〓(こう)伸に師事。テレビ、ラジオの台本を手がける。山村正夫小説講座出身。『孤狼江戸を奔る―半次血風控』が時代小説デビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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