内容説明
諸国流浪の浪人・伊坂八郎兵衛。用心棒稼業で糊口をしのぐが、「南町の虎」と恐れられ、悪党どもからは蛇蝎のごとく嫌われた元南町奉行所の隠密廻り同心だった。流れ着いた越後の尼瀬で、出雲崎代官所が手を焼く日本一の盗賊集団霞一味の首魁・丑松を追うことになった。八郎兵衛は、魚沼から善光寺街道へと抜け、丑松が次々に放つ刺客と死闘を掻い潜ると、上州荒船山から中山道板橋宿へと向かった。だが、強大な敵は宿場に“七曲がり”の罠を仕掛け、八郎兵衛を待ち構えていた!痛快に書下ろす人気の街道剣客シリーズ第三弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年、新潟県生まれ。早稲田大学卒。大手デベロッパー勤務の後、執筆活動に入る。作風は人情物から伝記物まで幅広い
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