内容説明
大手総合商社「紅角商事」の総務部総務課の次長である岡山康生は、仕事も出来るが、大の女好きだった。３５歳の独身男は、“下半身に人格なし”をモットーにしている。そして、学生時代にソープ嬢から教え込まれた女殺しのテクニックを駆使して、欲求不満の女たちを天国へと導く。岡山が狙った女たちは、押しの強さと、口八丁の口説きの上手さに負け、熟れた肉体を惜しげもなく晒すと彼を迎え入れ、歓喜の涙を流す。しかも、岡山と結ばれた女たちには、なぜか幸運が舞い込んでくるのだ。女性に福を呼ぶ“一物”を持つ男の痛快街道を描く長篇官能ロマン。
著者等紹介
山口香［ヤマグチカオル］
昭和２１年、山口県生まれ。駒沢大学文学部卒業。２０年間出版社の編集長として活躍し、この間のエネルギーを爆発させるように、書下ろし「獣辱の狩人」で文壇界に華麗なデビューを飾る。以後、バイオレンス、トラベルミステリーと精力的に作品を発表している
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