内容説明
小さな古道具屋の跡取りに生まれた粂太郎は、店の手伝もせずに遊び呆けてばかりいる、顔の良さだけが取り柄の怠け者だった。そんな粂太郎のもとに、江戸屈指の骨董商・大黒堂の一人娘・克との縁談が舞い込んだ。お克は粂太郎の端正な顔に一目惚れ、粂太郎の方ものんびりと一生遊んで暮らせると入聟の道を選んだ。だが、粂太郎の目算はわずか半年ではずれてしまった。なんと夫婦生活の味を覚えたお克が昼夜かまわず求めてくるのだ。艶が増す妻とは反対に、やつれていく粂太郎がとった手段とは…。
著者等紹介
八剣浩太郎[ヤツルギコウタロウ]
1926年、北海道生まれ。明治大学卒。教師、新聞記者を経て、執筆活動に入る。独自の歴史観を盛り込んだ歴史小説、時代小説を発表している
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