内容説明
「富士山建設株式会社」本・支社社員約一万一千人の大企業である。この会社の本社秘書課長に抜擢された楠木雅人は、男盛りの四十五歳。彼は、口八丁手八丁のやり手である。仕事も出来るが、大の女好きで、当たって砕けろ、をモットーに、女性を口説いてゆく。楠木は会社の地位を利用して、美人社員たちの下半身に目をつけてベッドイン。さらに、関連会社・お得意様などの据え膳もぺろりと食い、抱いた相手と深~い満足感を分かち合ってゆく。しかも、楠木の相手をした女性たちは、皆幸せになるのだ。出世の階段を駆け上がる男の痛快官能ロマン。
著者等紹介
山口香[ヤマグチカオル]
昭和21年、山口県生まれ。駒沢大学文学部卒業。20年間出版社の編集長として活躍し、この間のエネルギーを爆発させるように、書下ろし「獣辱の狩人」で文壇界に華麗なデビューを飾る。以後、バイオレンス、トラベルミステリーと精力的に作品を発表している
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