内容説明
20世紀のベストセラーが蘇る!岩崎白昼夢。東大卒、国家公務員上級職試験三番合格。警視庁捜査一課の型破り天才警視である彼は、月400万円の小遣いを捜査に投入し、コンピュータと各国語を自在に操り、国際的難事件をも爽快に解決する。そんな岩崎が、出張先のギリシャで飛行機のハイジャック事件に遭遇し、インターポールの依頼で、各国要人の子弟救出にマルタ島へと向かった…。事件解決に岩崎の勘が冴え渡る。
著者等紹介
胡桃沢耕史[クルミザワコウシ]
東京生まれ(1925~1994)。昭和30年「壮士再び帰らず」で、第7回オール読物新人賞を受賞。昭和58年「天山を越えて」で、第36回日本推理作家協会賞、長篇賞を受賞。さらに同年「黒パン俘虜記」で、第89回直木賞を各々受賞。他に「旅人よ」など、独特な色彩を放つ作品が多い。翔んでいる警視シリーズは、直木賞受賞後、新規に独自の路線を築き、大ベストセラーとなった作品である。(平成6年没)
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