内容説明
バビロンの最高神マルドゥクよりも崇拝を集める豊饒の女神イシュタル。いかなる地上の快楽よりも勝るというイシュタルの秘儀、聖なる獣との交わりを求め夜毎神殿を訪れる信徒たち。人と獣との交わりで生み落とされたという半人半獣の仔マヤとムー。前5Cの新バビロニア王国の首都バビロンで繰り広げられる、王宮、五国の守護神マルドゥク、女神イシュタルとの闘いを描く書下ろし伝奇小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NOB
1
メジャーところの出版社でなかったため、聖杯伝説と共に探していた本。 ちょっとハインラインっぽいかも。2017/03/14
みっくん
1
話が終わってません。途中でなんとなく「イシュタルの船」や「ミノタウロスの森」を思い出しちゃいました。ユダヤ民族とかバビロンの王家とかムー大陸を思わせる子どもたちとか、この作者さん特有のドラマっチクな描き方をしておいて、放り出すか~。と言うより、あまり売れなかったのかな。2015/08/23
せがわ
1
紀元前五世紀の古代メソポタミアもの。舞台はバビロニアだが、神殿の秘儀はミノアっぽかったり、建築装飾はエジプトっぽかったり。主要キャラも人種が入り交じっており、主人公のルーツとして描かれるのは明らかにムー大陸だしで、わざと色々取り混ぜて凝縮させた“イメージオリエンタル”を描いたのだろう。そのイメージの力はなかなかに強く美しいものだったと思う。物語としては、続刊があるのかよ、と思ったけどなさそう。尻切れ。2010/04/08
aqui
0
ムーとマヤって名前からつまづいた。2010/07/24
だいすいめい
0
久しぶりの篠田真由美2018/10/17