内容説明
恐いものはと聞かれて“女のマンジュウ”と答えた番頭を嚇そうと、老主人が後妻を説き伏せて一計を企てる「マンジュウ怖い」。母と娘の両方と交わった男が、どちらの婿になったのかとの奉行の問いに、あきれた答えをする「二股膏薬」。骨董屋に入聟に入ったがために一日に三回も女房にサービスしなければならない男の嘆きを描いた「粉糖三合あるならば」等、江戸時代を中心とした軽妙にして味わい深い四十八話。
恐いものはと聞かれて“女のマンジュウ”と答えた番頭を嚇そうと、老主人が後妻を説き伏せて一計を企てる「マンジュウ怖い」。母と娘の両方と交わった男が、どちらの婿になったのかとの奉行の問いに、あきれた答えをする「二股膏薬」。骨董屋に入聟に入ったがために一日に三回も女房にサービスしなければならない男の嘆きを描いた「粉糖三合あるならば」等、江戸時代を中心とした軽妙にして味わい深い四十八話。