出版社内容情報
HSP(過敏性症候群)と発達障害、ともに強い「生きづらさ」を感じる共通項があるが、その境界線はグレー
ゾーンでもある。「あなたはHSPなのか発達障害なのか?」「空気が読めない発達障害と空気を読みすぎる
HSP」など、HSPと発達障害の違いを整理し、生きづらさを克服する対処法をベストセラー医師が指南。
内容説明
この「苦しさ」はどこからくるの?HSP?発達障害?グレーゾーンの人が急増中!自分の傾向=クセを知れば、対処法は見えてくる!
目次
第1章 HSPと発達障害は似ている!?―グレーゾーンの人が増えている
第2章 あなたはHSP?発達障害?―まずはチェックしてみましょう
第3章 HSPと発達障害・グレーゾーン―「困った・苦しい」の対処法とその原因
第4章 「人と違っている」ことが素晴らしいのです―HSP・発達障害は才能の宝庫
第5章 「今の私のままでうまく生きる」―そのためにすべきこと
第6章 「生きていくのが苦しい」からの脱出―HSP・発達障害・うつ・グレーゾーンのためのリラックス法
著者等紹介
高田明和[タカダアキカズ]
浜松医科大学名誉教授。医学博士。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ciel
20
私は周りの空気が読めていないのではないかと不安になっていて出逢った本。読んだ結果、私はHSPではないと感じたが、発達障害かグレーゾーンのほうに近いような気がした。でも、筆者が書かれていたように何もない人なんていないというのに救われた。私は私でいい。少し気を付ければ周りと上手くやっていけると勇気をもらえた。2020/07/11
Mari
18
宮沢書店 ちょうど昨日、上司から、私のことを我が道を行くと言われたばかり。自分では全くそんな風に思ってなかったので、びっくり。家に帰って家族に聞くと、私は人に合わせようとしない、忖度しないと言われた。唯一、旦那様にだけ、話し合いをしてやっと合わせているのだと。私も発達障害?2020/09/16
morinokazedayori
14
★★★★★HSPは外部からの刺激に敏感で影響を受けやすい。発達障害は脳の機能が原因。同じ状態でも原因と結果が逆であり、両方の特徴を持つ人もいる。どちらもバランスの悪さゆえに苦しむが、完全にバランスのよい人というのもほとんど存在しないという。バランスがよくても悪くても、長所を活かしていくことの大切さがよく分かった。2020/10/10
Ciel
11
この本にも書かれていたが、現代はスピード重視。じっくりやることよりもスピード。健常者でも大変な毎日だろう。ふと、この世に健常者って存在しているのだろうか?誰しも何らかの問題を抱えていて病院に行けば何かしらの病名はつくように思う。と考えるとなんだか切ない気持ちになってくる。2021/11/28
ひじり☆
10
HSPと発達障害、どちらも生きづらさを抱え似ているようだが、原因自体は全く逆。この事実が丁寧に比較することによって、分かりやすかった。前者は空気が読め過ぎて辛い、後者は空気が読めないのでトラブル。どちらも、自分トリセツを作り、客観的に自分を理解したり、相手に理解してもらったりが良い解決法だと感じた。2021/07/11