蘇るサバ缶―震災と希望と人情商店街

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蘇るサバ缶―震災と希望と人情商店街

  • 須田 泰成【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 廣済堂出版(2018/03発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784331521502
  • NDC分類 667.9
  • Cコード C0095

内容説明

石巻の津波で泥に埋まった缶詰を掘り出し、1つずつタワシで洗って売った22万缶!世田谷区経堂にあった“長屋の助け合い精神”会社存続の危機を乗り越えた「人のつながり」と復興の足跡。

目次

第1章 100万缶を飲み込んだ津波(3月11日夜。経堂の酒場に石巻のサバ缶;歴史的大津波が工場と100万個の缶詰を飲み込んだ ほか)
第2章 洗って運んで売る心意気(泥まみれの缶詰がやって来る!そして店主は途方にくれる;洗えば中身は大丈夫!経堂の空に黄金色の缶詰が輝く ほか)
第3章 つながる広がる応援の輪(泥だらけの缶詰が全国の復興支援イベントで大人気;初仕事が缶詰掘り、取引先での入社式―さちとかなの物語1 ほか)
第4章 工場再建で奇跡の復活(缶詰を掘り尽くし、震災前の商品が続々と復活;グラフィックデザイナーの佐藤卓さんがロゴを制作! ほか)
第5章 22万缶に詰まっていた物…(キャンセル続出のバスツアーで工場観光地化の前例を;カルビーとのコラボ商品「いさだスナック」が全国発売 ほか)

著者等紹介

須田泰成[スダヤスナリ]
1968年、大阪生まれ。コメディライター&プロデューサー。テレビ、ラジオ、WEBの番組やコンテンツの脚本、構成、プロデュース多数。「スローコメディ広告社」代表。20歳の時に世田谷区経堂へ。2000年に、経堂の個人店と文化を活性化するプロジェクト「経堂系ドットコム」を立ち上げる。WEB「みんなの缶詰新聞」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

117
津波のあとの泥の中から掘り出された「木の屋石巻水産」の缶詰、その数22万缶。奇跡は津波に耐えた缶詰にあるのではない。東京、世田谷、経堂。この街の商店街で、鼻を曲げる臭いと粘つく黒い泥を洗い流し、300円の義援金に1缶を渡す。人の熱い情が奇跡である。そして集まった義援金が壊滅した工場を再建する、もう一つの奇跡となる。絶望する人に必要だったのは、単なるお金ではない。サバ缶を運びタワシで洗い、被災地を行ったり来たりした経堂の有志たちは、単なるお金を届けたのでもない。生きる希望は人との繋がりによって生まれた。2018/12/04

ネコタ

44
著者・須田泰成さんにお会いして絶対に読まなきゃいけないと思っていた本。読んでよかった。津波の被害により壊滅的な被害を受けた石巻・木の屋石巻水産、そしてそれを支援した経堂の商店街を中心とした人たちの物語。埋もれた缶詰を掘り起こし、きれいに洗い売る(実際は義捐金という形)。支援はそれだけにとどまらず、必要なものを集め、トラックで運ぶということも行っていた。缶詰の中身はただ美味しいサバなだけじゃない、希望が詰まっていた。長野県北部地震のことにも触れ、地元、十日町市のことも書かれていたのは嬉しかった。2018/10/08

ミライ

33
東日本大震災にて壊滅した宮城県石巻市の缶詰工場が、東京都の経堂の商店街の協力を経て復興していくノンフィクション。人と人との繋がりは究極的なものだということを再認識させられる内容だった。震災系の書籍は、下手なビジネス書よりも我々の生活の教訓となり、プライベート・ビジネスにも転用できるものも多いので、定期的に読んでいこうと思った。2018/11/10

たぬきごんべい

21
3.11の大津波で泥だらけになったサバ缶を人情商店街の人たちが中心となって、手洗いし販売し復興の手助けをした物語。大地震がなくっても評判で美味しいサバ缶だったようで、私もぜひ食べてみたい。著者はメディアもうまく利用してサバ缶工場復興の道標をつけた。ほととんどの人が手助けとなるボランティアだったようだが、中には自己中のモンスターボランティアもいたようで大変なご苦労もあったと思う。自分の僻み根性からなのか著者の自慢話風に受け取れるとこもあった。でもこれほど人のために行動できる著者は素晴らしいです。★3.52019/07/25

おはなし会 芽ぶっく 

12
3.11東日本大震災で木の屋石巻水産は缶詰工場に被害を受ける。残ったのは泥だらけのサバ缶。宮城県美里町にある缶詰工場と、そのサバ缶を使ったラーメンを売り出していた東京経堂にあるラーメン店との心温まるおはなしです。マツコの知らない世界で金色のサバ缶見ました。『絵本 きぼうのかんづめ』 https://bookmeter.com/books/4655578 は子どもたちにも分かりやすく描かれています。2020/11/10

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