出版社内容情報
抗がん剤のような副作用も少なく、肺がんや胃がんなどにも保険適用が広がる見込みの「オプジーボ」をわかりやすく解説する一冊。
内容説明
“夢のがん治療薬”として話題沸騰のオプジーボ。「悪者ではないよ」と免疫をうまく騙して増殖するのががん細胞なら、がん細胞の偽装を邪魔してやればいい―この画期的な発想から生まれたオプジーボは肺がんをはじめ複数のがん腫で使用され、注目されている。まさにがん治療の未来を切り拓いたと言えるオプジーボ。オプジーボががんを退治する仕組みから、どうしたら正しい治療が受けられるかまで、北里大学病院でがん治療の最前線に立つ医師がわかりやすく解説。
目次
1章 免疫チェックポイント阻害薬以前のがん治療薬
2章 がん免疫療法の超新星オプジーボとは?
3章 オプジーボについてもっと知りたいQ&A
4章 ここまでわかってきた、がん発生のメカニズム
5章 がんはなぜ「やっかいな病気」なのか
6章 間違いだらけのがん情報の見方・集め方
7章 オプジーボが拓くがん免疫療法の未来
著者等紹介
佐々木治一郎[ササキジイチロウ]
北里大学医学部附属新世紀医療開発センター教授、北里大学病院集学的がん診療センター長。日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医。1991年熊本大学医学部卒業、98年同大学院医学博士取得。2000年から3年間米国MDアンダーソンがんセンターで肺癌の基礎研究に従事。04年から熊本大学医学部附属病院で肺癌の診療に加え、がん診療地域連携やがんサロンの普及活動に従事する。11年北里大学医学部呼吸内科に転出。14年2月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。