出版社内容情報
ストレスにうまく適応できないと免疫力が低下して「がん」が進行する。性格が免疫や病気とどう結びつくかを解き明かし対処法を指南。
内容説明
がんに関する本は数多いが、古くから「病は気から」と言われながら、「こころ」に注目したものは少ない。がんの予防と治療に大きな影響を与えるのが免疫力だが、その免疫力に性格=こころの特徴が密接に関わっていることはあまり知られていない。「がん医療の実践」に携わる外科医と患者や医療者の「こころの問題の解明」に携わる心理学者の共同作業によって解き明かされる、がんとこころ、こころと免疫力の密接な関係とは?
目次
第1章 なぜ「人それぞれのがん医療」が必要か
第2章 がんと性格の切っても切れない関係
第3章 自分の「性格」、主治医との「相性」を診断する
第4章 がんになりやすいこころの特徴
第5章 医療者のこころ、患者のこころ
第6章 がん医療を支える4つの人間関係を知ろう
第7章 性格・ストレス・免疫機能
第8章 医療者の「こころ」に注目したがん医療
著者等紹介
本田宏[ホンダヒロシ]
NPO法人医療制度研究会副理事長。医学博士。1979年弘前大学医学部卒。同第1外科、東京女子医科大学腎臓病総合医療センター外科・講師を経て、1989年埼玉県済生会栗橋病院(埼玉県久喜市)外科部長、2001年副院長、2011年より院長補佐、2015年退職。職場で働く者の立場で国民のための医療を考える勉強会「NPO法人医療制度研究会」の副理事長も勤める
重久剛[シゲヒサツヨシ]
東京家政学院大学元教授。1972年英アバディーン大学大学院卒。哲学博士(心理学)。米ミシガン大学精神医学研究所、早稲田大学講師を経て、東京家政学院大学教授、2005年定年。日本心理学会や日本健康心理学会の理事、日本癌病態治療研究会アドバイザーなども務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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