内容説明
日本人の中高年の3人に1人は、高血圧だという。しかし、高血圧はサイレントキラーと呼ばれ、脳卒中、心不全など、命にかかわる病気の遠因となるのだ。治療としては、クスリを飲み続けることになるが、著者はクスリなしの生活習慣で血圧を下げられると説く。ただし、自己判断で急にクスリをやめてはならない。では、クスリの安全な避け方とは?
目次
序章 クスリを飲まなければならない人 飲まなくてもよい人
2章 あなたの血圧が劇的に下がる、ミラクル減塩大作戦
3章 減塩をラクラク続ける食事とレシピの裏ワザ
4章 生活習慣で血圧を徐々に下げる
5章 高血圧の恐ろしさとメカニズムを知ろう
6章 知っておきたいクスリの基礎知識
著者等紹介
渡辺尚彦[ワタナベヨシヒコ]
東京女子医科大学医学部教授(東医療センター内科)。医学博士。1952年千葉県生まれ。1978年聖マリアンナ医科大学医学部卒業。1984年聖マリアンナ医科大学大学院博士課程修了。1995年ミネソタ大学時間生物学研究所客員助教授。2004年早稲田大学客員教授。2012年日本歯科大学病院臨床教授。高血圧などの循環器病が専門。1987年8月から現在に至るまで、連続携帯型血圧計を装着し、24時間血圧を測定している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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どぶねずみ
27
血圧を計らない人は「人生を捨てているようなもの」だって。そこまで言うか? 高血圧の予防や改善は規則正しい生活をすることに限るが、運動不足の解消にしても、効率的に血圧を下げるなら有酸素運動がよい。例えば、ウォーキング、水中ウォーキング、自転車漕ぎ、ラジオ体操、階段の昇り降り、足踏みで、逆によくない運動は、過度の筋トレ、バーベル上げ、ゴルフ、マラソンなど。太れば体に負担がかかって高血圧リスクは高まるし、激しい運動をしたくなりそうだが、有酸素運動と意識しよう。2023/01/05
ヨハネス
6
とにかく減塩とのこと。頑張っているつもりなのだけどなあ。正座なんてまずしないし。家庭で測る場合、外来より基準値が低くなり上135/下85ミリHg。長時間座り続けたらふくらはぎをマッサージまたは下から上へパンパン叩く、のはやりやすそう。駄洒落がたくさん出てきて辟易するが、これでリラックスして欲しいとのこと。個人的には逆効果で、たぶん血圧が上がった気がする・・・・・・2025/04/21
k_jizo
4
★★血圧が高いので読んだ。 さて塩分の取り過ぎをどうするか2018/05/06
Mike
3
血圧を下げるには減塩。タイトルから良い方法があるのかと期待したが、ちまたで提唱されていること。2018/05/30
tenchi
3
現在、降圧剤を服用しているものとして、ブックオフで同書のタイトルを見て思わず購入しました。しかし、内容は減塩食を中心にした正攻法の降圧対策で、帯にあるような「高血圧をラクに正しく治す」というわけにはいかないようです。やはり密かに期待した安易な了見では健康な老後は幻想にすぎないのでしょう。数百円でそのことを再確認できたと考え、ここは良しとすべきなのかもしれません。それにしても帯の「高血圧をラクに正しく治す」というのはマユツバです。「正しく」が入ってるからセーフと言いたいのでしょうが、けして楽ではありません。2017/03/05




