虫の虫

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784331519431
  • NDC分類 486
  • Cコード C0095

内容説明

自然と向き合えば、答えは見えてくる。まだ見ぬゾウムシを追いかけてはるかラオスの山奥へ!インドア編「虫を見る」、アウトドア編「ラオスで虫採り」。オールカラー虫採りエッセイ集。

目次

虫の虫交遊録
虫を見る(見ること;形はどこにあるか;色を見る;虫の色 ほか)
ラオスで虫採り(タライいっぱいの虫;虫採りに抵抗のない国;懐かしい風景;似ているのに違う ほか)

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。解剖学者。東京大学名誉教授。1995年、東京大学医学部教授を定年前に退官。その後は、執筆・講演活動で活躍するいっぽう、ゾウムシの研究に励んでいる。ムシテックワールド(ふくしま森の科学体験センター)館長を務めるなど、昆虫や森林への関心を広く高めることにも尽力。2015年には、鎌倉の建長寺に虫塚を建立した。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞、2003年『バカの壁』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

94
”いい歳をして山中で網を振り回す。珍奇な虫が採れると、ワーッとかギャーとか叫ぶ。どう考えたって、きちんとした分別のある大人の行動とは思えないし。しかも採ってきたゴミみたいな虫を一日中眺めすかすかして、ウーンとか、スゲェーとか、騒ぐ。家族の誰も共感なんかしない。”年とったらこのくらいの方がいいと思うし憧れる。2016/04/01

ZEPPELIN

6
半分以上が虫の話。虫は嫌いだけれども、養老信者として我慢して読む。非常にありがたくないことに掲載されている写真がオールカラーなので、どの虫もカラフル。写真なのに怖い。とはいえ虫についての文章なので、養老先生の語りも楽しそう。ハチに刺された翌日も虫捕りをしたという話を聞くと、まだまだ元気である。印象に残ったのは、アナフィラキシー・ショックで景色が良くなったという経験。刺されてショック死するよりはマシかなと思うけれど、意識の低下もあまり経験はしたくない。自然の怖さは忘れないようにしたい2015/07/31

わらわら

4
「虫の虫?」=「本の虫」なんて本好きな人が言うではありませんか。虫屋が虫を探す、捕まえるを見ているのが愉しい。私は「虫屋の虫」かなぁ。虫屋さんが虫を探すのは命がけです。でも愉快で愉しそう。この間読んだ本の戸塚洋二氏はがんと闘いながら植物を愛でた。私は虫探しに専念するだろうなと思う。養老さんの哲学的な文章は???面白いけど。2015/11/21

ユ-スケ

3
ラオスにこんなにも行くとは根っからの虫屋だな養老さん ただ、視点がやはり、というかなんというか、解剖学的 生態学的にはなんだかおかしな解釈してるなあという部分もあり、人の視点って個別的か全体的かのどちらかにしか持てないものなのかなあ・・と 両方、バランスよく持ちたいものなのだと思うのだけどね2017/11/29

mick

3
虫捕りの現実を垣間見ることができた。各頁下のゾウムシのイラストは洗脳か。小さい頃は昆虫採集も好きで人一倍興味もあったのに、今では虫もあまり見かけない都会暮らし。つまらなさを思う。情報化社会と諸行無常、研究自体より他人の評価に価値を置く、など相変わらず養老節がおもしろい。2015/09/25

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