内容説明
ベストセラー『乙女の日本史』の著者が解き明かす江戸っ娘のリアル。デート、セックス、婚活、就活、コスメ、ファッション、ダイエット、スイーツなどなど。
目次
第1章 ラブ&セックス
第2章 ライフスタイル
第3章 ファッション&ビューティー
第4章 ヘルス
第5章 グルメ
第6章 レジャー&ホビー
第7章 スキャンダル
著者等紹介
堀江宏樹[ホリエヒロキ]
作家。1977年生まれ。大阪府出身。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しいたけ
18
積読にしていて、その間に面白い江戸ものを読んでしまったせいか、この切り口にはじめ「ん?」となる。タイトルをよく見て納得。『女子のための』・・。身の程もわきまえずチョイスした己の責任だった。それにしても、宇江佐さんや高田さんには絶対出てこない、「ごぼうを使った堕胎」だの「遊女らの性の手管」だの(←しかも詳細)、情報に目が点になる。肉食女子も多く、色恋におおらかだったという。一方で身分制度があり、結婚しか道がなかったり、妊娠出産が命がけであったりと不自由さもある。そんな中で力強く生きる江戸っ娘が魅力的だった。2015/11/16
キャラメルベイベー@道北民
9
【図書館】乙女の日本史つながりで。江戸の女子の暮らしぶりがわかりやすく簡潔に書かれていて、入門的な本ですね。2015/01/13
のり
9
歴史は苦手でしたが、女子目線で書かれていたことや、現代の女子との共通点も多く、お江戸女子が身近に思えました。ただ、身分秩序も厳しく、女性の仕事は「結婚」が第一、医療技術は発達していないため、妊娠出産も今以上に大変だったことに驚きました。また男同士の恋愛・衆道、縁日でナンパするときは、気に入った子のお尻をつねるのが合図、妾は女性の職業のひとつ、離婚は転職感覚、初鰹は一本約25万円したなど、知らないことがたくさんあって楽しんで読めました。江戸っ娘のことをもっと知りたいです。2014/09/30
nizimasu
7
簡単にいえば、江戸時代の恋愛事情と風俗をまとめた本。とはいえ、女子のためにはといわず、いろんな性別の方に読んでいただきたい。どこか明治以降の堅苦しい男女交際や、男男交際も含めて、どこかユーモラスでまた熱情的な部分、粋なんかも感じられる。どうも今の恋愛や社会に息詰まるような閉塞感を感じる人には、どこか風通しのいい江戸の伊吹を感じられそうな気がします2014/11/03
いぼいのしし
5
若い子向けという感じ。マンガも交えて、現代と江戸時代を比較しながら当時の風俗を分かりやすく書いてあった。でも著者が男性なのに、女性目線なのでちょっと違和感があった。2015/05/22