「鬼平」と江戸の町―作品の舞台を訪ねる

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784331518281
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0025

内容説明

江戸切絵図と対照現代地図で「鬼平」が歩いた江戸の町へとタイムスリップ。「鬼平犯科帳」が丸ごと楽しめる一冊。

目次

浅草界隈―『鬼平』に池波正太郎の原点を探して(取り上げる作品/『妖盗葵小僧』、『女賊』、『夜鷹殺し』他)
上野山下・池之端―池波正太郎にっての“遊びの町”で“鬼平”は…?(取り上げる作品/『犬神の権三』、『猫じゃらしの女』、『殺しの波紋』他)
本所界隈―平蔵はなぜ“本所の銕”と呼ばれたのか?(取り上げる作品/『本所・桜屋敷』、『寒月六間堀』、『尻毛の長右衛門』他)
押上・向島界隈―『鬼平』に描かれた東京スカイツリー下の町(取り上げる作品/『敵』、『蛙の長助』、『高萩の捨五郎』他)
日本橋・京橋界隈―それは日本橋でも、中心ではなく…。(取り上げる作品/『鯉肝のお里』、『雨隠れの鶴吉』、『大川の隠居』他)
深川界隈―“鬼平”、「水の町」をゆく(取り上げる作品/『暗剣白梅香』、『男色一本饂飩』、『深川・千鳥橋』他)
谷中界隈―『鬼平』で、繰り返し登場した場所とは…?(取り上げる作品/『谷中・いろは茶屋』、『狐雨』、『白蝮』他)
根岸から三ノ輪界隈―『鬼平』の舞台となった寺と裏町今昔(取り上げる作品/『密偵』、『土蜘蛛の金五郎』、『二つの顔』他)
王子・滝野川界隈―「王子の狐」と『鬼平犯科帳』(取り上げる作品/『山吹屋お勝』、『浮世の顔』、『女掏摸お富』他)
三田・高輪界隈―池波正太郎にとって恩義ある町、それが『鬼平』では…?(取り上げる作品/『お雪の乳房』、『本門寺暮雪』、『見張りの糸』)
目黒界隈―『鬼平』と広重がシンクロする場所(取り上げる作品/『おしゃべり源八』、『さむらい松五郎』、『俄か雨』他)
実録“鬼平”と人足寄場―長谷川平蔵の“虚”と“実”を検証する(取り上げる作品/『むかしの女』、『殿さま栄五郎』、『霜夜』)

著者等紹介

壬生篤[ミブアツシ]
東京生まれ。東京都立大学卒。雑誌編集者を経て現在はフリー。江戸・東京の歴史案内・文芸評などを専門とし、その執筆、編集、コミックス原作などを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyanlay

7
図書館の企画でオススメされていたので拝借。江戸切絵図と現代地図を見比べながら、改めて鬼平の世界へ。自分が行った事のある町は何となくイメージしやすかったけれども、未開の地(?)は切絵図だけだったら、更に難しかったと思いました。2018/05/28

左近

0
浮世絵、古地図、現代の地図を参照しながら、『鬼平犯科帳』の舞台を紹介。時代小説史上に燦然と輝くシリーズなので当然ではあるが、こういった企画本は無数にあり、自分もそのうちの何冊かに目を通している。そして、読むたびにやっぱりワクワクしてしまう次第。今回、何に驚いたって、長谷川平蔵宣以の死後、約50年経って、同じ場所に引っ越してきたのが遠山金四郎景元だという、ウソのようなホントの史実。歴史の妙と言うべきか。ちなみに、自分が好きな登場人物は、経験豊富な佐嶋与力と、青年剣客のイメージがある沢田同心です。2015/07/10

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