家族と迎える「平穏死」―「看取り」で迷ったとき、大切にしたい6つのこと

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家族と迎える「平穏死」―「看取り」で迷ったとき、大切にしたい6つのこと

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784331518182
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0095

内容説明

介護現場の「声」から見えてくる―何もしない選択は、美しい最期。看取りの医師と、そのスタッフがたどり着いた心得。

目次

第1章 介護がはじまるとき(介護は突然、「待ったなし」にはじまる;老化現象は、受け入れなければならない ほか)
第2章 高齢者の体で起きていること(高齢者の入院は怖い!;高齢者には、薬のガイドラインがない ほか)
第3章 食べることは、生きること(午前二時の水分補給、その背景にあったもの;水だけ置いて見守る三宅島の教え ほか)
第4章 迷い続ける延命の選択(「このままでは危険です」と言われたら;「救命」が「延命」にすりかわるとき ほか)
第5章 「終の住処」はどこがいい?(最期を迎える場所、その考え方;なぜ自宅で最期を迎えたいのか? ほか)
第6章 いのちの最期に寄り添う看取り(大事なのは酸素か、自由か?;認知症でも「その人らしさ」は失われない ほか)

著者等紹介

石飛幸三[イシトビコウゾウ]
特別養護老人ホーム・芦花ホーム常勤医。1935年広島県生まれ。1961年慶應義塾大学医学部卒業。外科学教室に入局後、1970年ドイツのフェルディナント・ザウアーブルッフ記念病院で血管外科医として勤務。1972年東京都済生会中央病院勤務。30年にわたって頚動脈内膜剥離術など血管外科の発展に寄与する一方、慶應義塾大学医学部兼任講師として血管外傷を講義。東京都済生会中央病院副院長を経て、2005年12月より現職を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さと

39
死は恐れるものではなく自然なもの、ならば本人の意思が何より尊重されるべき。どうあってほしいか ではなくどうしてほしいと思っているのか。そのためには日ごろからの会話(生活)がとっても大切。ということはいかに死ぬかはいかに生きるか、まさに生の延長。私たちが対峙してきたのは命ではなく、死への恐怖に過ぎなかったのかも。2014/12/06

ヨハネス

5
図書館で偶然見つけたのですが、こういう(延命治療せず自然死を迎える)ことが多くなってきたようですね。あたしも将来死が見えてきたら書面を身につけておきたいと思いました。<「もし意識なく倒れていたら蘇生治療はせず、かかりつけ医××先生へ連絡してください」>さてそのとき、医者嫌いのあたしに「かかりつけ医」っているんだろうか・・・・??それはともかく、日本人ならみんなこういう本を読んでほしいと思いました。親のためにも、自分のためにも。そして、こういうお医者さまがいる特養ホームで最期を過ごしたいです。2014/11/12

HH2020

3
◎ 多くの人が「チューブにつながれて生かされるのはごめんだ」と思い、多くの家族が「苦しまず穏やかに安らかに最後を迎えさせたい」と思っているにも関わらず、そうならない現実。それを変えようと努力してきたひとたちがいて、少しずつ現状も変化してきている。日頃から家族で「看取り」について会話し、自分たちの意思を確認しておくことが大切だ。父を看取る前に読みたかった本だったが、結果的にはこの本に書かれているとおりに「平穏死」を迎えることができたのは幸せだった。あらためて介護・看護に携わった方々に感謝の気持ちを伝えたい。2014/08/14

紅井流星

2
つい先日85歳の父が他界しました。急性期の病院では1ヶ月が退院の目安のようです。施設に入り延命治療はしませんでした。この本に出会ってよかったですが、延命治療(胃ろう)をすれば、あと2年は生きたかもしれません。どちらにしても、何かしら後悔が残ることが身近な人の死なのかもしてません。2015/03/27

たーぼー

1
何度か石飛先生の書籍を読ませてもらったが、今までの内容も含まれつつまとまっていてとても読みやすかった。自分の家族のこともしっかりと考えていきたい。2024/09/25

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