- ホーム
- > 和書
- > 教育
- > 特別支援教育
- > 知的障害・発達障害等
内容説明
ADHD、アスペルガー症候群、算数学習障害、高機能自閉症、書字障害、自閉症スペクトラム障害―「私」と3人息子は発達障害です。でも…いや、だからこそ、楽しく暮らしています!涙が出るほど生きづらくてマンガよりおもしろい自閉症スペクトラムの世界をご案内します。
目次
序章 私が「三日月湖」になったわけ(「三日月湖」の気持ち;恐怖の出産 ほか)
第1章 発達凸凹の世界を“通訳”してみると(発達凸凹の世界って…;見えないことは理解できません ほか)
第2章 育つ力と育てる力―三日月湖な私のブログより(発達凸凹の親は悩ましい;通常学級と支援学級のはざまで ほか)
終章 障害とは「不便」だということです(障害は「かわいそう」ではありません;そこに差別意識はありませんか? ほか)
著者等紹介
笹森理絵[ササモリリエ]
33歳のときに発達障害であることがわかり、以来、徐々に自分と周囲との関係を修復していく。現在は、やはり発達障害のある3人の子どもや「旦那」を支え、支えられつつ、テレビ番組(NHK Eテレ「ハートネットTV」)や講演会などを通じ、発達障害に関してさまざまなことを発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅ちゃん
20
2017.03.06先日、市の人権セミナーで著者の笹森理絵先生の講演会があり、お話を聞いて来ました。ご自身、そして三人の息子さんがそれぞれ発達障害で、その日々の生活のブログが本著に掲載されています。読んでいて笹森先生の葛藤や、長男さんの苦しみで涙しました。発達障害は外的にはわかりにくく、知的な遅れのない場合もあるので、周りからはなかなか理解してもらえません。もっともっとたくさんの人が理解しなくてはなりません。2017/03/06
コージー
13
笹森さん、苦労されてきましたね。テレビでは何度か拝見しましたが、改めて人となりがわかりました。発達障害は目に見えないために誤解も受けるし、本人も周りも苦労します。目からウロコだったのは、「発達障害はかわいそうではなく、不便だということ」。もっともっと支援が充実していくことを切望します。2014/01/12
Para
2
《図書館》自身も発達障害で、長男(高機能自閉 知的)次男(アスぺ ADHD)三男(自閉症スペクトラム)の子育て、精神保健福祉士もしている笹森さん。私も発達凸凹があり、支援者でもあるので「ある!ある!」と思いながら読んだ。試行錯誤しながらの子育て、いじめや家庭内でのパニック、進路決定など次から次に大変なことが…。笹森さんが素晴らしいのはそのアセスメント力と寄り添う力のパランス。当事者だけどいい意味でとっても冷静。「早期療育の大切さ」や「SOSを出すこと」の大切さも痛感。子育て中の親御さんにお勧めしたい本。2014/12/14
みるこ
2
高機能自閉症の長男より、ADHDの次男の方が大変そう。イジメにあっていたくだりは、読んでいるこちらもとても苦しく辛かった。2014/03/13