内容説明
めくるめく発見の数々。役に立たない発見に満ちたゆるゆる観光旅行。脱力系旅エッセイシリーズ、好評第2弾。
目次
長崎
奈良
北陸
道南
奄美大島
山形
横浜
琵琶湖
山口
著者等紹介
宮田珠己[ミヤタタマキ]
1964年、兵庫生まれ。大学卒業後、約10年のサラリーマン生活を経て、作家となる。旅エッセイや小説などを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろんこ*勉強のため休止中
33
宮田さんの面白さはどうでもいいような事を真面目に取り上げて、熱く語るところが大きいと思います。普通なら見落としてしまうような事をすかさず拾い上げて、珍妙な視点で語るところが好き。ただ最初の頃に比べてかなり洗練された、というかむき出しのバカバカしさが薄れた気がします。宮田さん、大人になったのかなあ...(;´∀`)とはいえ時々ツボにはまる地雷が潜んでいて笑ってしまうので、うっかり電車の中では読めません。奇石についての主張がかなりツボでした。すっとぼけた杉江さんがナイス!いい味でした(´▽`)2013/11/17
これでいいのだ@ヘタレ女王
26
今回も笑った。特に面白かったのは、同じく冒険家の高野秀行らとの 奄美大島の旅。それぞれの個性が出ていてニヤリとした。山形のクラゲ博物館の話からクラゲがプラヌラ、ボリプ、ストロビラ、エフィラ、クラゲと進化して クラゲになる事を図解してくれて ワクワク楽しめた。2016/08/15
竹園和明
24
綿密な計画を立てて勇んで出発する旅もいいですが、このようにくだらない目的を胸に呑気にブラりと出る旅は格別でしょうね。同行するのは編集者のテレメンテイコ女史。女史の、仕事と割り切る素っ気なさ無感動さと、無邪気に勝手に盛り上がる著者のコントラストが面白かった。奄美大島から北海道まで、ユルいイラストを交えた旅日記。この2人、夫婦でもうまく行きますね。しかし山形の羽黒山で見たトンボの目玉がブロッコリーくらい大きかったって、そりゃ盛りすぎでしょうよ。2016/07/29
ちゃちゃ
24
宮田さんの妄想ぶりが楽しかったです。妄想の方向性が似ているなあ~。と,共感することしきり。日本全国まだまだ知らないこと。しらないところがたくさんありますね。「私分布図」はまだ,すかすか・・・。2014/01/26
ふろんた
22
高野秀行さんとの共感しながらも旅に対しての向き合い方の違い、山口の端っこに行ってみる旅が印象的。山口の旅では駅前にコンビニがなくて昼食を調達できないものの、行った先の駅のスタバに入ればいいって・・・。聞いたこともない名前の駅にスタバがあるわけないじゃん。旅には想定外の出来事がつきものと言いながら、何十年も旅エッセイを書いて、50歳過ぎてその学習能力のなさが想定外だよ。こりゃあ、まだまだ旅を楽しめそうだ。2015/09/24