内容説明
サザエさん一家は、どうしていつも幸せなのか？家族の絆を深めるコツから、自然の中で豊かに暮らす秘訣、美味しい味噌の作り方まで―マスオさん流・人生の愉しみ方が満載。
目次
第１章 マスオさんと家族
第２章 マスオさんと子育て
第３章 マスオさんが考えていること
第４章 マスオさんの「人生論」
第５章 マスオさんの「人とのつきあい方」
第６章 マスオさんと農業
第７章 マスオさんの休日
第８章 ジャムおじさんからも一言
著者等紹介
増岡弘［マスオカヒロシ］
１９３６年埼玉県岩槻市生まれ。文化学院文化芸術科卒業。テレビ草創期から声優として活躍し、アニメ『サザエさん』のマスオさん、『それいけ！アンパンマン』のジャムおじさんのほか、テレビ、映画、ＣＭのナレーターとして多数出演。声優業以外にも、劇団「東京ルネッサンス」を主宰。健康づくり、福祉、人権、生涯教育、家庭教育に関心が強く、全国で講演活動も行なっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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美登利
33
増岡さんの声を聞いたことの無い人は居ないのでは。マスオさんやジャムおじさん役ですからね、CMなどでも耳にすると、あっマスオさん！と瞬時にわかります。すでに76歳、私の母などと変わらぬ年齢なので多少お小言に感じる話もあり、実際に耳が痛い。「悪い百姓は雑草を作る」あ…すみません畑は雑草ばかりです、我が家は。今の日本を嘆いていて、何とかしなくてはと思っていてもなかなか実行出来ないことばかりです。とりあえず食べ物は粗末にしない！これは守りたいと思います。2013/09/11
ち～
26
今年８０歳になる増岡弘さんが３年前に書いたエッセイ。「サザエさん」のマスオさんの視点で見る家族にとって大切な幸せの形。自ら農作業をこなし、味噌や食器まで手作りする増岡さんが時には辛口で、時には優しく語る自給自足の大切さや理想の幸せの社会。ジャムおじさんの目線で読み解く「アンパンマン」に込められたメッセージ。今の平成の時代に実現させるのは困難すぎるかもしれないが、実現したとしたら、間違いなく幸せな世界になる、そう思いました。ジャムおじさんやバタ子さんが人間じゃないのはビックリ！！！2016/04/11
ベーグルグル （感想、本登録のみ）
17
マスオさん、ジャムおじさんの声の増岡弘さんの本。頭の中ではマスオさんの声で読んでいる気分になりました。物にありふれた世の中で、物を大切にする事、スローライフを教えてくれます。理想の家族サザエさん一家ですが、マスオさんの立場は絶妙だと思います。2019/10/05
チロル
16
図書館本。今年3月、83歳で亡くなられた声優さん。アニメ『サザエさん』での フグ田マスオさん、『それいけ！ アンパンマン』での ジャムおじさん として知られています。どちらも温かな人柄を声で演じていて、私生活でも自然と戯れられていて、どこか役柄そのものだなぁ、と感じました。味噌作りもされているようで、手作り味噌の会「みそひともんちゃく」という会で楽しんでいるみたいです。趣味をたくさんつくるって、本当に笑いが絶えないだろうなぁ☺️2020/10/06
けんとまん１００７
9
たしかに、サザエさんに出てくるキャラクターの中でも、ある意味において、一番のキャラが立っているのかもしれないなあ。なんのかんのといって、一家の接着剤のような役割を果たしているようにも思えてきた。そんなマスオさんの声優である増岡さんの考え方も、とても身にしみるものがある。自分というものを、素直に振り返ることができるというのが、その根底にあるのではと思う。それと、農業をやっていらっしゃるということも関係ありそうだ。それが、マスオさんの、ジャムおじさんの声となって、自分たちの心に沁みるんだろなあ。2013/05/27
