内容説明
昭和30年代末の写真と地図で、東京をタイムトリップする。“昭和の息づかい”が地図とともに蘇る。
目次
第1章 東京駅と丸の内界隈
第2章 新宿―「角筈」界隈“今昔”
第3章 銀座―その東京五輪の頃…
第4章 六本木―その歴史は繰り返す
第5章 赤坂―その昭和30年代探訪
第6章 原宿―東京五輪が造った街
第7章 渋谷―大変貌しつつあるこの町の過去
第8章 吉祥寺―その賑わいは、どこから?
第9章 浅草―“六区興行街”盛衰記
第10章 向島・押上―北十間川を旅する
著者等紹介
壬生篤[ミブアツシ]
東京生まれ。東京都立大学卒。漫画雑誌編集者を経て雑誌『荷風!』(日本文芸社)編集長を務める。現在は時間旅行社代表。江戸・東京の歴史案内・文芸評などを専門とし、その執筆、編集を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いのふみ
1
昭和30年代前後の「ALWAYS」的街並みと現在との比較。あのころはまだ「戦後」というものがあらゆる場所に顔を覗かしていた。東京オリンピック招致は土を舗装道路に変え、川を暗渠化し、情感的で情念的な風景を無機質なビル群と道路に変えた。今度の東京オリンピック招致でもこの傾向はさらに加速するのだろう。人の歴史を聴くように、街の歴史、由縁を聴くのは愉しい。と同時に、やはり取り返しのつかない寂しさを感じる。2013/09/30
Shoichi Hirose
0
仕事柄、昔の東京の土地利用には詳しいつもりでいたけど、知らないこともいっぱい出てた(^^♪2017/11/04
doremi
0
P44 昭和39年ごろの銀座、テアトル銀座はテアトル東京じゃないかと。現在と昭和の比較地図があるのが便利です。その場所に詳しくなくてもわかります。1964年オリンピックは、政治利用されたんじゃないかと。1940年の東京オリンピック(準備だけとはいえ)の遺構は、ほとんど残ってないですからね。 2013年 C0025 \1500. 20132013/11/01
kimrahimovic
0
今の吉祥寺が東京五輪時に大改造されてたことを知った。 参考文献:国木田独歩『夜の赤坂』、野坂昭如『東京十二契』読みたい2020/02/09