内容説明
人生の分かれ道に立ったとき、こころに暗闇が訪れたとき、それをどう乗り越えるべきか―千日回峰行を満行した元サラリーマンの僧侶がやさしく説く。
目次
第1章 「活きる」扉が開く(将来何をしたらいいのかわからなかった;小僧になって初めて人生の壁に突き当たった ほか)
第2章 幸せへつながる「縁起」の教え(人との出会いは不平等を乗り越える;仏教には「縁起」という教えがある ほか)
第3章 どこまで努力すればいいのか(夢が見つからなければ、目の前のことに努力してみる;荷物を背負いすぎたら一休みしてみる ほか)
第4章 不幸にならないために(人生は人と比べるものではない;現実は土の道を歩くようなもの ほか)
第5章 慈しみのこころを育てる(人に寄り添うためにできること;心の豊かさを後の人に引き継いでいく ほか)
著者等紹介
藤波源信[フジナミゲンシン]
比叡山延暦寺宝珠院住職。北嶺大行満大阿闍梨。昭和34年、三重県生まれ。満17歳で比叡山延暦寺にて得度を得る。翌年、叡山学院入学後に酒井雄哉阿闍梨の飯室谷に移住し、酒井雄哉阿闍梨の千日行に随身する。叡山学院卒業後、京都の毘沙門堂門跡に随身。昭和59年、回峰行初百日行達成。一度、比叡山を降り僧侶を辞め、一般社会人として会社勤めを経験するも、平成5年、発願し「山家学生式」による十二年籠山行に身を投じ、同時に千日回峰行の修行に入る。平成15年9月18日満行。平成17年、十二年籠山を円成。現在は比叡山山麓、飯室谷松禅院に居住する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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