内容説明
玉袋筋太郎が訪ね歩く守りたい、伝えたい…絶滅危惧な日本の姿!白熊もアマミノクロウサギも大変だが、人間も大変な危機に瀕しているのだ。最後の小人マジシャン・マメ山田、全国のトラック野郎が集まる峠の食堂、ポール牧の元マネージャーさんが開いたスナック等々、全七種の絶滅危惧種を捕獲!!漫画家・東洋片岡先生との三万字対談も特別収録。
目次
第1話 荻窪もつ焼き「カッパ」の大将
第2話 男の娯楽双六「新宿東宝会館」
第3話 頭から継ぐもの「竹内漆芸」
第4話 本当のファミレス「一休食堂」への道
第5話 最後の小人マジシャンマメ山田
第6話 目指せ、サカカジ!若者よ、「サカゼン」へ急げ!
第7話 高円寺の大統領「スナックホワイトハウス」
特別収録 男子の先輩対談 東陽片岡先生×玉袋筋太郎
著者等紹介
玉袋筋太郎[タマブクロスジタロウ]
1967年東京都新宿区生まれ、新宿育ちの生粋の江戸っ子。高校生時代は、ビートたけしの「追っかけのアンちゃん」として有名。就職内定を辞退し、86年ビートたけしに念願の弟子入り、浅草・フランス座にて修行。87年水道橋博士と浅草キッドをコンビ結成。抜群の記憶力と観察力で、そこに流れる音楽さえも描きだし、取材対象の声が聞こえてくるような筆致が特徴(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ガンジス川沐浴子
4
古き良き昭和の人情通う飲み屋さん、スナック、全国のトラック野郎が集う定食屋さんなど。 近代化された店は融通がきかない というのはなるほどと思った。 マメ山田さんのインタビューがあったり。 巻末の東陽片岡とのエロトークは濃くてクラクラした。
gachin
3
否定/肯定は傍に置いて、こういう界隈の存在はハッキリと認識しておくべきだと思う。ちなみに、”昭和の雰囲気”の多くは、戦後の荒廃からの復興という歴史的異常事態の影響を色濃く受けてると思うので、一概には肯定できないんだけど、バブル期に壊れなければ良かったのになと思う価値観も多い。2020/04/20
mitsuu2005
3
とても面白い本。風俗の話とか引く人もいるかもしれないが、なくなりゆくB級文化を考えるためには絶対に必要なことだ。この作者には確固たる思想があり、それがこの本を上品なものにしている。2010/06/10
anken99
2
前々から読みたかった本をブックオフで発見。しかもまさかのサイン本!これはうれしすぎる。焼鳥屋のマスター、鳶の頭、トラック野郎が集う食堂に、千社札職人、そして小人プロレス。味気ない現代ではまさに「絶滅危惧種」ともいえる人々は、なんとも人情にあふれている。そうだ、昭和ってそんなじだいだったなあ・・・と感ずるともに、酒やスナック、町中華を愛し続ける昭和芸人の鑑である玉ちゃんのことが、あらためて大好きになってしまった。2022/03/19
tk
1
昭和感のあるオヤジ達との交友録。面白い。2015/07/19




