内容説明
コレステロールの基準値が、確たる証拠もなく決められた数字だとしたら?実は、この無効な基準値のせいで、治療の必要がない人まで投薬の対象になっている。しかも男性のデータがもとになっているため、女性が不要な薬を飲まされているのだ。性差の問題を根本に据えたことにより見えてくる、メタボとコレステロールの意外な事実、そして信じられない舞台裏を現役医師が明かす。
目次
第1章 メタボとコレステロール、どちらが恐い!?
第2章 男はコレステロールで死にいたる!?
第3章 女はメタボが命とりに!
第4章 発見!コレステロールの新事実
第5章 血管と心臓を守る食生活
第6章 薬物療法「スタチン」に異議あり!
著者等紹介
田中裕幸[タナカヒロユキ]
1954年、佐賀県生まれ。1978年、長崎大学医学部卒業。九州大学医学部皮膚科、久留米大学第三内科(循環器)、大牟田市立病院、医療法人上村病院を経て、94年、ニコークリニック開業。2000年、医療法人ニコークリニック開設。動脈硬化の性差、特に血清脂質との関係について研究、新聞や雑誌などでも提言し注目を集める。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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