内容説明
総裁の村上ファンド問題をうやむやにした日本銀行は、5年ぶりにゼロ金利政策解除を実行した。独立性を高め、金融政策を一手に握った日本銀行は、景気回復の中、インフレーションをコントロールできるのか。そもそも日銀は何を考え、何を目指しているのか。裏を知り尽くした元日銀マンが、日本銀行の正体と金融政策の裏側を読み解く。
目次
第1章 日本銀行とインサイダー取引
第2章 日銀人事の謎
第3章 日銀の金融政策は信用できるか
第4章 金利の正体
第5章 利上げとインフレの危うい関係
第6章 インフレの正体
第7章 インフレから財産を守る
第8章 接待汚職と金融機関いじめ
第9章 日本銀行様の生態
第10章 日銀考査の謎
著者等紹介
本吉正雄[モトヨシマサオ]
1971年大阪府生まれ。島根県立浜田高校卒。大阪大学法学部卒。93年日本銀行に入行。同行・調査統計局経済調査課、鹿児島支店をへて、96年情報サービス局広報課に配属になり、広報誌「にちぎんクオータリー」の企画・執筆・編集・発行を担当。その後、外部照会窓口に配属。山一・拓銀破綻を機に日本銀行の姿勢に怒りを覚え、辞表を提出。その後はベネッセコーポレーション、松井証券をへたのち独立。現在は行政書士、ファイナンシャルプランナーとして活躍するかたわら執筆・講演等を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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