内容説明
本書は「現在の患者はどうあるべきか」「医者選びはどうしたらいいか」「危ない病院や医者をどうやって見破るか」「医療事故にあわないためにはどうしたらいいか」などを検証したものである。
目次
第1章 本音対談―名医はどこにいる?(医者も人の子、恐怖の執刀現場;なぜ名医は育たないのか? ほか)
第2章 そこはウソで固めた世界―その病院、危ない!(病院の問題を浮き彫りにした衝撃的事件;准看という「奴隷制度」がいまだ続いている ほか)
第3章 外科医が見た医療現場―ホントにその医者、大丈夫?(名医の条件一―手術件数が多い医師;名医の条件二―手術を怖がる医師 ほか)
第4章 「腕のいい医者」はどこにいる!―これが医者の世界の現実(ただの風邪なのに心電図まで取ろうとされた;医者になる動機自体が適切でない ほか)
第5章 患者への提言―衆愚の時代は去った(病院には患者対応マニュアルがある;「原告側立証責任」という裁判制度 ほか)
著者等紹介
富家孝[フケタカシ]
医師・ジャーナリスト。1947年(昭和22年)大阪生まれ。72年東京慈恵会医科大学卒業。病院経営、日本女子体育大学助教授を経て、現在は診療のかたわら人間科学研究所を主宰。早稲田大学講師、青山学院女子短期大学講師(専門は医療社会学、生命の科学、スポーツ医学)、中野区ことぶき大学講師、(財)亜細亜友之会常任理事、格闘技ジャーナリスト、慈恵医大相撲部総監督(六段)、(財)「体協」公認スポーツドクター、新日本プロレス・ドクター
南淵明宏[ナブチアキヒロ]
大和成和病院心臓病センター長。1958年(昭和33年)大阪生まれ。83年奈良県立医科大学卒業。85年国立循環器センターレジデント、89年シドニーセント・ビンセント病院フェロー、91年国立シンガポール大学、92年新東京病院などを経て、96年(平成8年)6月、医療法人公仁会大和成和病院(神奈川県大和市)に心臓外科を開設。現在同病院心臓病センター長・心臓外科部長。専門は虚血性心疾患の外科治療(心拍動下冠状動脈バイパス手術)。岡山大学医学部、北里大学医学部、奈良県立医大講師。日本胸部外科学会認定医、日本外科学会認定医、日本循環器学会専門医。医学博士
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