内容説明
独自な映画人生から湧き出た名言の数々を、交友三十年の映像作家が、敬意と愛情をこめて追想する。名言の数々と知られざるエピソードで綴る人間・淀川長治の実像。
目次
序幕 ひとりで生きた
第2幕 美しいものに酔いながら生きた
第3幕 リズミカルにおしゃべりして生きた
第4幕 スカッと気持ちよく生きた
第5幕 感激して笑って生きた
第6幕 他人から嫌われないように生きた
大詰 いのちの限り生きた、最後の日々
カーテンコール 八十九年の映画人生に花束を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
81
テレビの構成・演出を通じて約30年間交友のあった著者。著者が見た淀川氏の仕事や私生活のことが書かれていた。氏が亡くなって約20年になるのか。独特の口調でテレビの映画解説はモノマネのネタ(小松政夫氏)にもなっていた。映画を見る目はテレビに出ているときよりずっと厳しかったようだ。初めて知ったのはお母さんが亡くなってから約30年間、赤坂の一流ホテルのスイートルームに暮らしていたということ。仕事場代わりにも使っていたという。一人住まいよりお金がかかっても合理的なホテル住まいを選んだ理由も書かれていた。お洒落な人。2019/03/06
わかめ
1
淀川さんの魅力がしっかり伝わってきました。2015/10/28
Joh
1
一つ一つの言葉や話が心に響く、そんな映画みないな本でした。2011/06/27
クロックス
0
映画をとことん愛した人の語録2009/03/02