内容説明
聖書等に描かれた「神」や「至高者」を「異星人の宇宙飛行士」に置き換えてみると、行動や過ちやパラドックスの一つ一つが納得できる。「堕天使たち」の正体も、彼らが性欲を満足させた理由も、洪水が引き起こされた動機も、「至高者」が二、三の人間と話したがったことも、「最後の審判の日」に対する恐れもなるほどとうなずける。つまり、人びとが最後の審判に対して潜在的な恐れを抱いているのは、「至高者」が戻ってくると約束したからなのだ。
目次
第1章 伝承が語る歴史の真実
第2章 新しい思想体系の確立
第3章 最後の審判の日
第4章 神々の再臨
第5章 スターウォーズ勃発
第6章 異星人からのメッセージ
第7章 知識への道
第8章 ETは果たして存在するのか
第9章 大欺瞞―最新研究と黙殺の陰謀
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H.P.Velisarius
1
数千年前の出来事の記述を多くの人間に何度も改竄されてきた文章の信憑性を疑い、多くの神学者たちに真正面から戦いを挑むデニケン。彼の提唱するのは「パレオ・セティ哲学」(宇宙考古学仮説)。つまり聖典とは太古に異星人によって起こされた出来事が記述され、その後に人間による改竄と解釈を加えられ続けた文章であり、それを人間は信じ続けているのではないか?という問題提起。途中に挿入されている3つのフィクションが皮肉が利いていてとても良い。もしデニケンの説が真実で有ると仮定すれば人間は宇宙的には誠に愚かな存在となる。2018/02/11
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