内容説明
両側乳房切除から、転移・再発の恐怖、治療法の大きな変化、乳房崇拝社会に生きる意味、体験者の会の活動など、乳がんを生きのびた著者が伝えたい真実。
目次
第1章 手術から十年目―ああ、生きているんだ
第2章 乳がんは自分で見つけられる唯一のがん―自己検診で早期発見
第3章 現代女性は誰でもハイリスク・グループ?―どんな女性がかかりやすいのか
第4章 上手な病院の選び方―おかしいと思ったら、まず外科へ
第5章 この十年で大きく変わった治療法―一般的になった乳房温存療法
第6章 インフォームド・コンセント―治療法を選ぶのは患者自身
第7章 入院生活を楽しむ―“先輩”患者と“後輩”患者の助け合い
第8章 退院後の日常生活と仕事―精神的なリハビリと肉体的なリハビリ
第9章 がんで人生観は変わるか?―病気が映し出すそれまでの生き方
第10章 体験者を傷つける無神経な言葉や偏見―そんなこと、言わないで!
第11章 映画に描かれた乳がん―死と悲劇の記号から普通の病気へ
第12章 おもしろかったこの十年の乳がん体験―異常な時間の流れの中で