感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユビヲクワエルナマケモノ
1
本書の解説はベクトルに基づき、複素数を利用した解法は次巻『電気回路編』で詳細に扱うので、その辺が知りたい方は次巻へ。交流理解の肝である「位相」について第2章をまるまる使って解説されており、位相の「進み」「遅れ」はあくまでも相対的であることに注意を促している点が〇(私は当初これを機械的に暗記で済ませて後で混乱した)。その他交流の基本事項を相変わらず丁寧に学習できるが、ベクトルの偏角を求める際、解説は一貫して正接→三角関数表を用いて求めているため、三角関数表に慣れていない方には少々まどろっこしく感じるかも。2022/10/22