感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユビヲクワエルナマケモノ
4
ダイオードとトランジスタを扱うが、両者の動作原理は所与の前提として解説が無く、同出版社の『半導体基礎講座』シリーズを読んでからの方が理解しやすい。扱う内容もほとんど同シリーズと同じ(半導体~の方がより丁寧)だが、8章「バイアス回路(2)」は半導体~で説明があまりなかった4つのバイアス回路を分かりやすく解説している。本書の白眉は最終章「デシベル」。デシベルとは何か、何で使うのか、計算方法と前提となる対数、全てがこれ以上無い明快さで解説されている。電流(電圧)利得の計算でなぜ20を掛けるかもよく理解できた。2023/01/18
TomoGear
1
電子回路の勉強のために購入した。 プログラム学習による基礎電子工学シリーズの本は初めて読んだ。説明が丁寧で分かりやすい。 各章の終わりに確認問題がついており復習もしやすい。 素晴らしい良書。 内容はトランジスタ、トランジスタ回路の説明が多くを占める。バイアス回路の説明が一番良かった。順を追って解説されているので、納得できた。 次巻も読もうと思う。2021/08/31