内容説明
江戸市中が感動に震えた神道無念流、義の一刀！近年稀なる、前代未聞の快挙と賛嘆された一件を描く表題作の他、不気味な秀作「朝右衛門の刀箪笥」等、剣道八段の著者による異色士道小説。
著者等紹介
好村兼一［ヨシムラケンイチ］
１９４９年、東京生まれ。東京大学在学中に全日本剣道連盟派遣学生指導員として渡仏。以来、現在までフランスで剣道指導に携わる。剣道は最高段位の八段。２００７年に『侍の翼』（文藝春秋）で鮮烈にデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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rosetta
16
★★☆☆☆タイトルに神楽坂とあるからつい手に取ってしまったが物語に葛藤なく登場人物も浅慮。幼児向けの絵本のような内容の薄さ。二篇目も同じ印象。最後の首斬り役人の話だけは主人公の腹黒さ、野心が覗けて興趣を覚えたが最後をオカルトにしてしまって台無しに。わずか二時間ばかりの読書が時間の無駄に思えた。作者は剣道八段との事で刀剣の描写だけは生き生きとしている。2019/01/05
