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伊藤一刀斎〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 411p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784331059463
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

廻国修行の旅で、33回の真剣勝負に勝った一刀斎は、自分の流儀を「一刀流」と命名する。戦国乱世の時代、剣術家を生涯貫いた一刀流開祖誕生の秘密を描く。

著者等紹介

好村兼一[ヨシムラケンイチ]
昭和24年東京生まれ。剣道八段。学生の時フランスに渡り、39年間パリで剣道の指導に当たる。2007年、『侍の翼』で文壇デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロッキー

15
〈図書館本〉物語は淡々と進み、廻国修行にて吉岡一門、宝蔵院胤栄、柳生宗厳と訪れ、数々の武芸者との真剣勝負にて実力、名声と共に天下一に。そこから体力の衰えと若い芽の息吹により頂点を極めたものの苦悩と不安が描かれていた。そして友との別れ。悲しいラストだった。2012/05/12

姉勤

6
京で吉岡一門を退け、天下一の名を上げた一刀斎は、奈良の宝蔵院胤栄、柳生石舟斎と交わり、剣の道を深めていく。一刀流を興し、ピークを迎えた頃、神子上典膳をみつけ一刀流の後継として鍛えていく。下巻の序盤でドラマはほぼ終り、弟子にして対等な友、小野善鬼との友情、加齢からの頂から下るしかない葛藤にページが割かれる。ラストのドラマには涙を誘うが、エピローグは静かに流れ、剣士としての潔さを余韻とする。2013/12/27

gachi_folk

5
庄司甚右衛門などがちょい役で登場するなど、下巻でもニヤリとさせられた。ラストのもの悲しさも嫌味ではなく、かえって全体的な清々しさが際立つかな。堪能した!2013/05/23

yamamiki

3
剣豪物2冊続けて読みました。塚原卜伝と伊藤一刀斎。生死を賭けた極限の心理、その極限を乗り越えてきた人のその後は、に興味がありました。残念ながら、そのことについては2冊とも答えなるものは提示しておりません。そもそも提示すること自体が困難なのでしょう。でも本作、読物としては大変面白く読むことができました。剣豪というと、こむづかしい奴という印象がありますが結構いい奴だったんですよね。この頃の時代背景もわかるし一寸長かったけど読んで損はしません。   かたじけないでござる!!!2015/09/08

maito/まいと

3
もっと激動の展開が待っているのか、と思いきや意外に淡々と進んだ。ただ、その中でも頂点を極めた一刀斎の孤独・不安がわずかな行数ながらずしりと感じられた。最後、故郷を、父を己の中で昇華することが、一刀斎のゴールにするあたりは絶品だったが、欲を言えば小次郎や武蔵といった剣豪ともっと絡んで欲しかった。余談だが、名前を変えること=本人の価値を変える、という上巻のくだりと同じ内容を、某ビジネス家がセミナーで語っていてビックリした。「名は体を表す」使えるかも・・・2010/03/28

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