内容説明
原宿にあるカフェ・レストランで働く浦戸津俊は二十三歳という年齢にしては静かな雰囲気を持ち、女性客の人気を集めていた。独特の個性に目をつけたレストランの女性社長は、津俊を正社員にして、新規オープンの店を任せようと声をかける。しかし、女性社長は津俊から意外な告白を聞かされる。中学三年のときに性体験をしようとして失敗して以来、セックスレスの状態が続いているというのだ。心療内科の女医に診察を受けた津俊は、自ら封印していた少年時代の情事の秘密を知ることに…。
著者等紹介
横溝美晶［ヨコミゾヨシアキ］
１９６３年神奈川県横浜市生まれ。青山学院大学法学部卒業。’８７年「湾岸バッド・ボーイ・ブルー」で第９回小説推理新人賞を受賞。以後、伝奇バイオレンス、ハード・アクションの分野で活躍。エンターテインメント界の熱い期待を浴びている
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