内容説明
政官界の不正を暴く極秘組織・特命裏監察隊の創設者である警察庁警備局の菅波善司と隊長の東郷哲郎は、海釣りの最中に不審な漂流物を発見する。中身はなんと自衛隊の制式小銃と拳銃の弾薬であった。折から菅波の元へ外務省チャイナスクールを告発するメールが届いており、それによると内部で不穏な陰謀が企てられているという。裏監察隊は外務省中国課長と主席事務官の行動を追い、同時に内部告発者を割り出す。やがて中国マフィア、自衛隊員などを手先とした恐るべき計画が暴かれ、それを阻止すべく裏監察隊のメンバーが立ち上がる。
著者等紹介
柊治郎[ヒイラギジロウ]
1943年大阪生まれの三重県育ち。元警察庁警備局外事課の敏腕外事捜査官。ドイツと韓国に在勤経験があり、訪問した国は100カ国を超える。98年に「久遠の恨」でデビュー。以後次々と問題小説を発表。ホンモノだけが書けるリアリティの高い刑事小説に加え、鋭く世界情勢を見据えた国際サスペンス小説で、高い評価を得ている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 四季日光